マリア様がみてる (仮面のアクトレス)
今野 緒雪
……えっと、何の冗談?
私が隠していた、「特別でないただの一日」を読んだ後にしていた「予想」、きっちり当たってるじゃん。
(以下ネタばれ注意……といっても、さすがに三日あいてるし、いいよね。)
マリア様がみてる (仮面のアクトレス)
今野 緒雪
……えっと、何の冗談?
私が隠していた、「特別でないただの一日」を読んだ後にしていた「予想」、きっちり当たってるじゃん。
(以下ネタばれ注意……といっても、さすがに三日あいてるし、いいよね。)
昨日(正確にはおととい)バグを修正したプログラムを、所属部署の先輩に紹介した。やはりできあがってからのテストが不十分なので不具合が多くあるが、他のプログラムに対して、便利で特徴的な機能がついている。
で、プロジェクトをいっしょに担当したメンバーからは、たった二日間で「不可能」と判断されていた機能を実装したことについて、「奇跡」と言われているようだが、奇跡を起こしたとされる本人としては、「できるべくしてできた」ものに他ならないという感想しかない。むしろ、一日でプログラムの機能追加が完成するための素地を作っていただいていたことを明確に分かっていた立場だったので、すぐに機能追加ができたはずなのに出来ませんでした、ではプロジェクトメンバーの方々に申し訳が立たない、というのが本音だった。
今日(正しくは昨日)に私が主導した「秋葉原ツアー」で、彼らの抱えた負担と残した成果に少しでも応えることが出来たなら幸いである。
奇跡は起きないから奇跡って言うんですよ。
このプロジェクトを通した結果から、この言葉に、意味をひとつ付け加えたい。
奇跡に見えるものは、実は奇跡でも何でもなくって、努力に裏付けられた、ただの必然なんですよ。