2006年7月6日 のアーカイブ

はは、のんきだねぇ

2006年7月6日 木曜日

昨日から今日にかけて、北朝鮮がテポドンを打ったことについて社会が騒がしい。それもそのはず、日本の国家の危機が迫っているのだから。
これに対して、日本(+アメリカ)が強い経済制裁を打ち出すことにしたのは当然のなりゆきである。北朝鮮の国民の生存権がおびやかされるという意見もあるが、それなりに資源が取れる国なのだから、政府が正しくやっていれば生存権は守られて当然。そこに他国の援助など一切必要あるはずがない。

しかし、どうしても不思議なことがある。
ロシアの動きである。

国連の安保理事会で、日米英は北朝鮮に対して経済制裁を行う決議案を提出する予定のようだが、中国とロシアはこれに反対している。中国は当然として、問題はロシア。同じ共産圏ゆえこれも当然かと思われるかもしれないが、地図をよく見て貰いたい。

今回、北朝鮮がテポドンを落とした場所は、はっきりとロシアの領海である。

もちろん、ロシアの漁師たちは、一歩間違えればミサイルの餌食になっていたのだから、これは北朝鮮がロシアに対して直接攻撃を加えたと表現して何らおかしいところはない。

こんな状況なのに、反米の対立軸なんて気にしてる場合じゃないだろとは思うのだが……ロシア政府がのんきなだけのか、極東はすでに見捨てているのか。どちらにせよ、日本以上の危機感を持って挑まなければならない国がこの態度では、国家もどきのテロリスト集団をなめすぎているとしか思えない。