2008年12月 のアーカイブ

コミックマーケット 二日目&三日目

2008年12月31日 水曜日

12/29 可南子〜闇に降り立った天使〜
10836歩-7.4Ex, 14655歩
コミケ二日目。東に9:30到着したところ、10:30には入場していた。はええ。
 マリみてを漁るのが本日の目的。初手の忙しい頃にべるさんにお会いしたが、こんなときにまともな挨拶が出来るわけもなくさっくりと別れる。
 荷物が多くなっていて腕が痛くなってきた頃、美術部さんに並ぶ。そこで、はなさんが手にしていたのは巨大な可南子の紙バッグ。手持ちアイテムを一つにまとめられる効果は絶大と判断し購入。「ご自宅まで大切にお持ちください」「今使っちゃ駄目ですか?」「全然OKですよ」というわけで早速利用したおかげで、荷物をなんとかまとめることができた。
 帰りは水上バス。今回は早めに座れた(出航まで時間があった)ため地ビールにチャレンジ。うめぇ。ただし、ちょうど酔いが回ったところで船旅終了。うーん、もう少し酔ったまま観光していたかった。

12/30 奏〜いもうと〜
 14936歩-9.9Ex, 20372歩
 マイナス1時起き。計画は、音を立てて、崩れた。
 突如発生した売り子の仕事。やる気が出ないので、とりあえずコスプレして気合いを入れてみる。瑞穂ちゃんのコスプレだ。
 ところが、まだやる気が出ない。自動的にちこぷりんかんぱにぃ→おとボク島とすすみ、新刊をひたすら買いあさる。その様子はゾンビがごとし。祭屋さんの仕込んだネタに気がつくだけの注意力も残っていなかった。
 さらにやる気のない状態は続く。一般参加者の方がお客さんで来ているその場で、対応もロクにせずコピー本のブックカバーを折り続ける瑞穂きゅん。最低だ、俺って……
 それでも、れんぢ電子さん(新刊を委託し90部販売いただいた+100円玉釣り銭1本)、むげんれんささん(100円玉釣り銭2本)他各位のご助力あり、なんとかしのぎきる。
 さらにご助力いただいたところでコスプレ撮影会を実施。知り合いのドーラン奏ちゃんを見つけペア撮影。さらに、場所を移してソロ撮影(←私のコスプレを見たいという人が某チャットにいるため。ナルシストなんかじゃないんだからねっ!)。この間、コスプレ広場を第1→第2→第1と渡り歩くが、上記奏ちゃん以外のおとボクコスを見ることはできず。おとボク島周辺には結構いたんだけどなぁ。

 打ち上げ。いろいろと交通の便を考えたところで、八重洲地下街での食事→飲み会、という形に決定。
 三日目は水上バスじゃなくて、ふつうの急行バス。発車間隔があまりに短く驚く。
 八重洲地下街で豚骨ラーメンをいただき、チャーシューのうまさに感激する。
 その後お酒を入れたところでぶっちゃけトーク実施(自動車運転する方はお酒飲んでいなかったけど)。オンラインにした瞬間炎上しそうな危険トークも飛び出すなど、オフラインならではの充実した酒席を楽しんだ。(ちなみに、祭屋さんのネタに関する指摘があったのもこの酒席。ゆっくり見れば気がつくものだったわけだ…… orz)
 冬コミの問題はいろいろと引きずるものもあるが、久々においしいお酒を飲めました。年末年始も忙しそうだけど、それを乗り切れるパワーはおとボクからもらえたと思う。

 体重 71.0kg
  まあ、飲んだし。

誤植訂正のおわび(12/31)
 可南子を可奈子と誤記した点を修正。両キャラクターのファンのみなさまに不快感を与えた点をお詫びいたします。申し訳ありませんでした。

そろそろ更新しないと

2008年12月28日 日曜日

 最近、歩数記録から出来事を逆算できるようになってきたのだが、そろそろ記録しておかないと。

12/23 計測なし
 ひきこもり。

12/24 6602歩-5.1Ex、7847歩
 ねむい。ねむい。ひたすらねむい。

12/25 7303歩-5.0Ex、8945歩
 おとボクマジキュー新刊を買いに、近所の書店まで遠回り。この日はジョギングを試していたので歩数は少なめ。(ジョギングやるとセンサーが誤反応すると説明書に書いてあった)

12/26 10823歩-7.6Ex、13103歩
 マリみて新刊を買いに、近所の書店まで遠回り。明日の朝読む予定。

12/27 歩数計測忘れ
 フレックス非適用日だったから、忘れ物取りに帰れなかったんだorz

12/28 10479歩-6.9Ex、15281歩
 コミケ1日めは9時出発という重役出勤。先に入っていた知り合いにキャラメルBOXをまかせ、あかべぇそふとつぅ(暁Works)を買いに行く。途中の情報で「暁が足りない」と聞こえていたのが不安だったが、これは「暁の護衛」の意味であったため問題なく購入完了。
 今回の連絡は、EM-ONEが大活躍だった。車が居たはずなのに、FOMAがつながらないってどんだけ人多いんだよ……という感じで一つ。
 それにしても、荷物が重いっ……というわけで、水上バスを初めて利用してみた。本数は少ないものの、なんと言っても余裕で座れるのがすばらしい(値段は少し高めだけど)。地ビールの販売もあったが、浜松町まで20分なので今回は遠慮。
 浜松町で遅めの昼食早めの夕食を取り、始発で帰れる川崎回りで帰宅。

体重は昨日まで一貫して71.4kg、今日は70.8kg。
昨日の夕食を抜いてみたのが原因と思われる。
明日・あさっては頼まれ物とかあるんで、寝坊には気をつけよう……

体力を回復する、準備を進める。

2008年12月22日 月曜日

コミケ準備の最適行動が問われるこの一週間ちょっと。
この時点で精神論は禁じ手。精神論というカードは、切るべき時まで切ってはいけない。

・12/20 土曜日・寮内クリスマスパーティ
 念のため栄養ドリンクでビルドアップしておき、当初の予定通り寮内クリスマスパーティを主催。
 「コスプレ好き」で名の通っている(笑)私の、サンタの仮装が話題をかっさらった(一般人からみた「コスプレ」ってこの程度らしい)様子。
 細かい不手際は多かったものの、全体的に楽しんでもらえた様子なのでよしとする。

・12/21 日曜日
 体力回復のため、寝てました。
 より正確には、ニコニコ見て、昼寝して、某チャット関連でのコミケ売り子調整の数的問題について議論していました。
 ……サークルTrade-Windがコミケ復活するのは、いつの日になることか……

・12/22 年次休暇取得
 しゃっぷるの4巻と、おと×まほの6巻買ってきました。
 髪の毛切ってきました。
 帰りにローストチキン大量に購入しました。
 ここまで、自宅→京王府中→分倍河原→京王府中→自宅、という効率悪い動き方をあえて実践することで歩数を稼ぐ。
 京王府中まで歩いて何か買って帰る、というのは歩数的にけっこうおいしいので、機会を見てできるだけ積極的に実施していきたい。お金ない場合はどうしようか……
 んで、お約束のお昼寝を実施して現在に至る。

・歩数記録
 12/20 7298歩-5.1Ex、11069歩
  クリスマスパーティ関連で、パーティグッズの買い足しに少し歩く。
 12/21 66歩-0.0Ex、647歩
  昼飯買い物時の計測。夕飯買い物時は計測対象外。
 12/22 11757歩-7.8Ex、13310歩
  上記のとおり、無駄な徒歩を重ねてみた。体力作りには、「走る」までいけると良いが……体力を蓄えるという視点なので、今は厳しい。(走る習慣がついていれば、走った方がいいのはわかるんだけどねぇ……)

・本日の体重 71.4kg

勝負は、下駄を脱いだ瞬間に決まっている

2008年12月20日 土曜日

12/19金曜日は、病み上がりで会社のボウリング大会へ。

・経緯
 12/11、ボウリングのご祝儀相場で代表選出される。

 12/17、夕方から腹痛を覚える。
 12/18、一日中寝床。胃腸風邪のようだったので食事抜き。Kanonの大会行きたかったがキャンセル。寝てるのがあまりに暇すぎたんで某原稿を本weblogにアップしたが、腹痛の中で外に出る勇気はなかった。
 12/19、寝ていた効果が出たので、病み上がりでも会社へいける状態に。休めない会議があったことも理由(休める会議だったら会社ごと休んでた。間違いない)。普段の腹痛はなくなっていたものの、病み上がり状態で固形物が胃にくるので、食事は最小限に抑える。

 で、少し遅れて会場に着いたところ……ボウリングの球がない。本戦は事業部単位だったので、参加人数が多かったことから、12ポンドの球が見あたらない。

・結果
 この状態で、予選から勝ち上がってきた他事業部のメンバーに……勝てるわけがない。
 勝てないまでも、アベレージ130くらいの恥ずかしくない成績を目標にしていたが、慣れない重さ(結果的に、11ポンド、指が入らない12ポンド、15ポンド、ポンド数不明の4種類を利用)のボールにフォームが乱れ、111-90(アベレージ100.5)という、この場においては悲惨な成績に。場所が場所なだけに大いに責め立てられる。

 とりあえず、仕事場(窓のない密室=風邪が移りやすい)とボールのせいにしておいたはいいものの、結局は体力作りと当日の予定という、二つの観点でもくろみが甘かったことが本質。
 (注:私自身、本質的にプレッシャーに弱いという弱点はあるものの、織り込み済みでアベレージ130と言っているのでこれは言い訳にならない)

・歩数
 木曜日 一日中寝床にいたのに計測できるかっ!
 金曜日 10137歩-7.0Ex、13148歩

・体重 69.6kg(土曜日昼食前の時点)
 水と食事を抜くと効くね。ただ、体力が正直厳しい。

・その他
 今日のクリスマスパーティ運営を乗り切ったところで、明日あさっては布団に入り浸りの計画がすでに立っているという状況。うわーん(泣)

「百合」の言葉を定義する ―― clarify “yuri” as a difference with “sho-jo ai”

2008年12月18日 木曜日

 本章は2008年5月より執筆を開始したものですが、「百合」への理解不足が原因で完成が遅れてしまったことを、まずお詫び申し上げます。

 さて、この間、本コラムを見ていただいた方の日記にて、次のようなコメントをいただきました。

『マリみて』は百合(恋愛物)でなく友情物である。 それの唯一かつ成功した模倣は『おとボク』って論。
友情物であるのは分かるが、それが即百合でないというのは 定義の問題か?
――TomOne の ねもと6月11日の日記より

 このご指摘はごもっともであり、本来では最初に解消すべき疑問点でした。
 しかし、「本題と少し遠い/非常に難しいから」と後回しにしていたことをお詫びするとともに、本章では、この問いに答えるべく、百合の「定義」についてじっくりと考察していきたいと考えています。

5.1 百合論 ――百合とレズは何が違う?
 web上で「百合」を扱う論説では、「百合」と「レズビアン」の区別は明確に存在しているとされる。しかし、私は寡聞にしてその差を定義している論説にお目にかかったことはない。百合とレズビアンの差を語るサイトは多くあるが、ケーススタディに耐えうるだけの頑健さを持つだけの論理性を持たず、それゆえ、これらの差の定義に失敗している印象しか残らない。
 一つの言葉は多数の意味を持ち、その解釈は人によって多種多様であることは言うまでもない。しかし、言語の定義を自らの感覚のみに任せ、自らの用いる単語の定義を示さないことは、言葉の曖昧さに対する責任をすべて読者に押しつけることとなる。
 これは、読者のための論説としては致命的な失敗――あるいは、論者失格の烙印を押されるべき傲慢――と言える。
 したがって、まずは私なりに、「百合」という言葉を再定義することから始めたい。

 ただし、正しく定義するということは、それ自体が非常に難解であり、数多くの論者がこの点を曖昧にしたまま気がつかないことはある意味致し方ない部分もある。

なにかを定義するとき、属性を挙げて対象を記述することは比較的たやすい。しかし、対象の本質を明示的に記述することはまったくたやすいことではない。
――福岡伸一「生物と無生物の間」(講談社現代新書,2007)

 話の前提として、現在この二語についての現状を、私の視点から確認したい。
 「百合」と「レズビアン」の差について、現状統一した見解は存在していない。しかし、百合とレズビアンという二つの言葉について、厳然と区別している論者は多く存在している。
 もっとも多い区別としては、百合は精神的なもの、レズビアンは肉体的なものとする考え方である。要するに、性的関係を持った場合はレズ、持たない場合は百合とする分けかたである。
 また、これに関連し、レズビアン関係のもつ「女特有の執念」が存在しない同性愛が百合とされることも多い様子である。
 あるいは、単純に「二次元(アニメ、アダルトゲーム等)」を百合、「三次元(現実、あるいはアダルトビデオ)」をレズビアンと分ける場合もある。
 もちろん、最大の派閥は「百合」と「レズビアン」を全く同じものとして扱うものである。本稿でも、前章まではこの定義を採用している。しかし、この定義を採用してしまうと、百合論において、百合とレズビアンを区別する理由――あるいは区別する目的――が消えてしまうため、本章でこれを採用することはできない。

5.1.1 百合の再定義 ――甘酸っぱければそれでいい
 百合という言葉を再定義するにあたり、「乙女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール」(以下エトワール)の感想文のなかで、注目すべき一節を引用する。

お嬢様学校で百合モノという幻想を恥ずかしげも無く形にしたものです。
(中略)
ただガチな百合モノというよりはどちらかと言うと、女子同士の甘酸っぱい先輩後輩って感じでした。
――masa-no-ji、「空の灰皿」記事 [ライトノベル]『乙女はお姉さまに恋してる』読了より

 これは、エトワールは百合ではないとする感想であるが、そのいっぽう、同書は百合の傑作とする感想も多い。未定義語である「百合」か否かの議論は横に置くとして、ここで注目すべきは、「甘酸っぱさ」というキーワードである。
 作品世界におけるキャラクターの感情をなぞったときに、甘酸っぱさを感じるか否か。百合の名作と名高い(が、私は第1章で百合ではないとしている)「マリア様がみてる」シリーズ(以下マリみて)においても、「先輩後輩の甘酸っぱさ」を感じさせる表記は数多く、また、「友人関係の甘酸っぱさ」も同様である。

 したがって、本章では、百合を「甘酸っぱさを本質とする女性同性愛」、レズビアンを「甘酸っぱさを本質としない女性同性愛」と定義する。

 この定義は、「性的関係の有無」、「女特有の執念」、「二次元/三次元の区別」などの区別を大まかには含むこと、ただし完全には含まないことに注意する。性的関係をもつ人間関係は多くの場合、甘酸っぱさを感じる人間関係よりずっと近い距離にある。独占欲に支配された後には、葛藤により生まれる甘酸っぱさは存在できない。また、現実世界で甘酸っぱさを感じるのは恋愛をしている当人だけであり、性的交渉を主眼とするアダルトビデオに甘酸っぱさを取り入れるには冗長が多すぎる。

 さて、マリみてやエトワールが「百合でないのに百合と評価される」ことについて、以下の推論が成り立つ。
 1. 友情や先輩後輩の近しい関係は甘酸っぱさをふんだんに感じさせる。
 2. 女性同士の近しい関係性である。これは、女性同性愛を示唆するような誤読を招く。
 3. 1.および2.より、「女性同士の近しく甘酸っぱい関係」を「甘酸っぱさを本質とする女性同性愛」と取り違え、百合と解釈してしまう誤読を招いている。

 この誤読は、第1章に述べた「百合ではない」が「百合としてみることが可能」な解釈にあたる。

5.1.2 百合の公理系 ――甘酸っぱさって何なんだ?
 さて、上記の「甘酸っぱさ」という言葉について、定義を与える必要がある。
 百合論における甘酸っぱさを定義するにあたって、一度辞書より定義を引く。

あまずっぱ・い 5 【甘酸っぱい】
(形)
(1)甘みと酸っぱみとがまじった味やにおいである。
「―・いパイナップルの香り」
(2)こころよさに少し悲しみを伴った、やるせない気持ちである。
「―・い初恋の思い出」
[派生] ――さ(名)
(三省堂 大辞林第二版; goo国語・新語辞書より)

あまずっぱい 甘酸っぱい
sweet and sour; tart.
・〜青春の思い出 bittersweet memories of one’s youth.
(三省堂 EXCEED 和英辞典; goo和英辞書より)

 このとおり、甘酸っぱさの語そのものは、恋愛と直接結びつく定義ではない。ただし、用例としては恋愛や青春といったものに多く用いられている様子である。

 ここから、甘酸っぱさについて、考えていく。
 やるせなさと書かれているところから、甘酸っぱさ人間関係を示す語であることは明白である。また「悲しみ」とある点から、近しい関係であることもわかる。すなわち、甘酸っぱさとは恋愛や友情など、近しい人間関係に適用される語である。辞書を見ると、甘酸っぱい、という語には初恋や青春などの例が引かれていることからも、納得できよう。

 このとき、甘酸っぱさについて二つの意味を見いだすことができる。
 (公理系A)甘酸っぱさとは、青春を構成する人間関係における複雑な感情を示す。
 (公理系B)甘酸っぱさとは、恋愛を構成する人間関係における複雑な感情を示す。

 いちど、百合の定義を少し広げて、「甘酸っぱさを本質とする女性間の人間関係」と再定義し、これを広義の百合とよぶ。
 確認まで、本章では百合を「甘酸っぱさを本質とする女性同性愛」と定義している。以降、これを狭義の百合とよぶ。
 広義の百合の定義を用いて、公理系Aを用いて意味を解釈すると、「青春としての女性間関係」となり、これは狭義の百合とは一致しない。この意味を用いると恋愛ばかりでなく友情や近しい上下間関係なども本定義に吸収されることから、百合とレズビアンは明確に異なる意味を持つ。通常用いる「青春」との差違は、人間関係に男性を含むか否か、として明確に分離できる。
 同様に公理系Bを用いて解釈すると、「恋愛としての女性間関係」となり、狭義の百合と意味が一致する。このとき、レズビアンとの差は「複雑な感情」の有無にとどまるが、近しい人間関係はそもそも複雑な感情を持つのが一般的のため、レズビアンとも意味が一致する。

 次章では、公理系Aを用いて再定義した百合を「青春としての百合」、公理系Bを用いて再定義した百合を「恋愛としての百合」とよぶ。
 このとき、百合・レズビアン対比論を含む百合関連の論説においては、百合を「青春としての百合」に、一般的な文脈においては、百合を「恋愛としての百合」に定義づけている、と推定できる。
 もちろん、「恋愛としての百合」は上記の通り「レズビアン」と同じ意味をもつ。

5.1.3 百合の定理系――実例で考える
 以上で話のほとんどは終わりであるが、定義ばかりで退屈された読者も多いと思う。
 そんな、「だから何?」の声にお応えして(←いつアンケートとったよ?)、この定義で説明できることの一部について、例を挙げて説明していきたいと思う。

 (例1:マリみては百合か?)
 第1章に提示したとおりマリみては友情を中心とした人間関係を描いているため、「青春としての百合」であればYES、「恋愛としての百合」であればNOという結論を得る。
 本章以外において、本論説は百合を「恋愛としての百合」と定義し論述しているため、論説全体における不整合は存在しない。また、マリみてを百合の金字塔と定義している各種論説も、百合を「青春としての百合」に定義すれば整合する。

 (例2:おとボクは百合のようなものでいいのか?)
 第1章に提示したとおり、おとボクの場合、実性別に目をつぶれば「青春としての百合」「恋愛としての百合」の両方に当てはまる。このときに問題となるのは、瑞穂が男性である点だが、この点の対応も第2章・第3章で確認済み。

 (例3:ストパニを百合と定義したくない人々がいる)
 ストパニの場合、「恋愛としての百合」については問答無用だが、「青春としての百合」について疑問点が少し残る。この疑問点については、主要な人間関係を「擬似的な恋愛」として表現する同作品の性質から、青春としての価値観が損なわれている可能性について指摘することで疑問点を明白化できる。

 (例4:「百合」の議論が紛糾する理由)
 世の中で「百合」をめぐって議論が紛糾している理由については、上記の定義を比較すれば明らかであろう。複数の論者が同じ言葉を巡って、「恋愛としてOK」「青春としてNG」など、定義のすりあわせを実施することなく自前の理論を語り続けているのではきりがない。
 筆者の感触では、男性の場合は人間関係を重視するタイミングが成長の遅いタイミングであることから、恋愛と青春の共通点が少ない。このため、男女間の関係については、恋愛と青春の区別は比較的容易である。
 しかし、女性間関係の場合は早くから人間関係を重視し、人間関係のスキルを磨くことが重要であるため、人との親しいつきあいかたについてが青春の主眼となる場合が多いと推定される。このとき、友情と愛情の境界を考えるなど、青春と恋愛のオーバーラップが多く、また境目の曖昧さが問題となりやすいため、「百合」の用語定義がぶれやすい。
 蛇足ながら、この議論ではもちろん、初恋などの恋愛と青春を同時に兼ね備えたケースについては考慮の対象外である。

5.1.4 まとめ――感覚は、感覚によってのみ定義される
 本章では、次のことを述べた。

 (1)女性間関係の「甘酸っぱさ」として、百合を再定義した。
 (2)百合とレズビアンを同一のものと見る向きを、甘酸っぱさ=恋愛、の解釈に落とし込んだ。
 (3)百合とレズビアンを異なる用語と見る向きを、甘酸っぱさ=青春、の解釈に落とし込んだ。
 (4)(2)と(3)について例を挙げ検討した。

 これにより、百合という言葉の定義の差を明白とし、議論をわかりやすく整頓することが可能となった。
 なお、「青春」と「恋愛」の個別の用語定義について感覚による解釈の余地は残っているが、個人の認識が感覚によって成り立っている以上、定義の曖昧さはどうしても残る。
 ただし、典型例のみを示し定義を読者に委ねる方法に比べ、曖昧さの原因を追求し、簡潔な定義の中にそれを示していることで、「言葉の曖昧さ」に関する説明責任は果たしたと考えている。

気力が出ないわけだ……

2008年12月17日 水曜日

昨日からぼーっとしている。
今日は少しおなかが重くなった。
熱を測ってみた。
37度2分。

ちなみに、平熱は36度ちょうどくらい。

うん、気力を出せる体調ではない。

・体重 72.0kg
 おやつ食べないために、お茶をがぶ飲みしすぎた。水太りなので、一日飲み物を断てば体重は戻るはず。

・歩数 6898歩-4.9Ex、8148歩
 まあ普通。体調が良ければもう少し稼ぐ方法もあったが。

 会社でふと思いついたこと。続きにくいことを続けるには、
 (1)まず1日やってみて、blogに記録する。
 (2)次の1日やってみて、blogに記録する。
 これを繰り返せば良いのではないかと思った。weblogダイエットというフレームワークをきちんと活用せねばなるまい orz

コミケまで、あと11日

2008年12月17日 水曜日

27日午前中が仕事納め。
イベント3つ。
一般参加関連打ち合わせ。
コスプレの達成可否。
あわよくば新刊を。

……この長期間を、栄養ドリンクで戦うのは不可能だなぁ……うーん。

あ、NW試験は予定通り落ちました。合格ラインに近いところまでいけたので次は受かりたいが、午前試験が二つに分かれているトラップがめちゃくちゃ怖い。
勉強時間の取得が、年々厳しくなってる……orz

・体重 71.5kg
・歩数
 12/15 7618歩-5.4Ex,9016歩
 12/16 8604歩-6.4Ex,10502歩
  しゅごキャラ!8巻を買いに行ったために歩数が少し増えている。生活の中で歩数を稼ぐのが厳しいが、運動に時間を当てるだけの精神的余裕は今のところない。
 やせるための運動、では長続きしない。運動することそのものが目的(=楽しみ)となる必要がある。
 ……という問題点(というか愚痴)を何度書き散らしても、問題解決にはほど遠い。おやつと夕食を抜いてパフォーマンス出す方向性のほうが、考えるの楽かなぁ……。

慌ただしさの中でも

2008年12月15日 月曜日

引きこもり日の昼寝は忘れない。これが俺のジャスティス……じゃなくて、たぶん体力の限界 orz

・12/11(木)
 休みだった(=年休消化した)ので引きこもって執筆活動。むげんれんさ向けのSSを書いていたが、うまく進まなかったのでふて寝昼寝でリフレッシュしながら執筆を継続。

・12/12(金)
 会社が終わったところで、異動前の部署のボウリング大会に飛び入り参加。第1ゲーム122、第2ゲーム145と、ご祝儀相場がなくとも戦えるくらいにはレベルアップ完了。

・12/13(土)
 この日も引きこもって執筆活動……が進まない。この日も、ふて寝昼寝でリフレッシュしながら執筆していたものの、気が乗らないと全く駄目になる。

・12/14(日)
 8時起床。13日中に片付かなかった執筆の残件をすべてつぶす。
 9時、寮でクリスマスパーティの直前会議実施。14時から買い物に出ることに。
 11時、朝食。
 14時、お買い物出発。帰宅は19時。

 まとめサイトのチャットメンバーの、PC関連ヘルプ実施。ディスプレイだけ2枚あるところ、BTOのPCをデュアルディスプレイにできるかどうか、の問い合わせ。
 PCの箱を空けた写真を見ると、マザボがどうみてもMSIです。本当にありがとうございました。
 というわけで、AGP-8xがなんでもささるという事実を突き止めたところでサポート中断。ボードの選定は専門家に任せる方向。

・体重 本日分のみ、71.0kg
・歩数
 12/11 0歩-0Ex, 9歩
 12/12 8836歩-6.0Ex, 12140歩
 12/13 883歩-0.6Ex, 1237歩
 12/14 2060歩-1.3Ex, 6227歩

ボウリング大会

2008年12月11日 木曜日

 今日は、会社の部内忘年会でした。
 というわけで、忘年会の一次会であったボウリング大会について以下記す。

 練習として1フレーム投げた。
 第1投を投げた瞬間、転んだ。うん、これくらい普通だよね。

 第1ゲーム。普段110くらいのスコアであるが、このときは190のスコアをたたき出す。一昨年の忘年会でたたき出したスコア204を彷彿とさせるご祝儀相場。
 第2ゲーム。「9/−」を繰り返し、100いけるかいけないかのラインにいたところ、ダブルで点数を稼ぎ136点。これで部内のボウリング大会で一位の成績となった。部内忘年会でのボウリング大会は事業部でのボウリング大会の予選を兼ねており、これに私が出場することになった。参加することに意義があるw
 後から聞いたところ、上手い方々はみなさん、予選をぎりぎりで「通過しない」ように心がけていたらしい。私にそんな調整能力はないっ! orz

・メモ
 体重計の電池買い直したZE。

・予定
 12/18 Kanonの大会。コミケ直前打ち合わせを兼ねる。
 12/19 事業部でボウリング大会。
 12/20 寮でクリスマスパーティ。運営側。どうしよう orz

 ……冬コミの準備時間、マジでどうしようか。

・12/10
 体重 72.6kg(飲み会直後)、歩数8594歩-6.1Ex, 11282歩

エゴからエコへ

2008年12月9日 火曜日

今日、環境関連の講演会があったので聴講してきた。
沖縄の珊瑚礁や北海道のウニなんかを引き合いに、自然環境保護の大切さを訴える講演会だったが、その中の一言が印象に残った。

「環境を破壊したのは人間だが、環境を再生できるのも人間しかいない」

確かに、言われてみて妙に納得する言葉ではあった。
とすると、人間のエゴで発生した問題は、人間のエゴで解決することが望ましいが、そんなことが可能であろうか、などとぼーっと考えていた。

<思いついたキーワード>
・自動化で楽をしながらトータルコスト削減
・環境再生によるビジネス創発と、ビジネス規模の確定(農林水産業、観光業のほか、間伐材製紙産業などのサイドビジネス系工業も)
・「CO2吸収側」での排出権取引

……大きい話から小さい話まで、とりとめもない感じで。ただ、すぐビジネスになりそうな新しい環境アイディアがないというのは悔しい。

・メモ
 今年は喪中。年賀状禁止。

・メモ2
 体重計電池切れ orz 明日買ってくる。

・歩数
 12/7 10593歩-7.4Ex、14950歩
 12/8 7446歩-5.4Ex、8873歩
 12/9 8241歩-6.0Ex、11006歩

 12/7は寮の大掃除後、カタログを買いに府中にお出かけ。歩数は府中往復+うろついた分+生活分。
 12/8は普通の月曜日。歩数多めなのは、会議が多かったからに違いない。
 12/9は会社→府中駅へバス移動した帰りの徒歩分が加わっているものと思われる。

 以前のコメントで☆さんにいただいた腹筋トレーニング方法は実践できていない。どうにも、「意識して何かを開始する」ことが私の脳みその構造上難しい様子。
 徒歩の強化(歩くことは手段。目的が別に存在する)とか、バランスボール(椅子の代わり)とか3時の体操(会社で実施が半分義務づけられている。罰則ないし怒られないけど)とか、そういう方面を強化していく方向で案を練りたい。