先週末、実家に帰った。
先日注文した洗濯乾燥機の関係で、準備工事と設置工事にまつわるエトセトラを解決するべく私が呼ばれたためだ。
んで、実際に設置してみた。
裏ルートで安く手に入れた東芝のドラム式のやつだったのだが、自分で使う分には操作も感覚的で、楽ちんで使いやすい。
しかし、大正生まれの祖母・昭和元年生まれの祖父に使わせるとなると、話は別である。
はっきり言おう。
1)洗剤入れの開け方がわかりづらい。
2)「電源ON」→「メニュー選択」→「スタート」だと、操作するボタン大杉。
通常の感覚であれば、こんな感想は出てこないだろう。実際、私も「自分で使う分には」こんな感想なぞ絶対出てこない。
が、洗濯機にふれるのが初めての、極度の機械音痴さんが相手だと話は別なのである。
上級者向けのカスタマイズメニューやメンテナンスモードなんかはボディの奥のコンパネにしまっておいて、厳密に「スタート」ボタン一つだけで洗濯が出来るようにはできなかったのだろうか、なんて思ってしまう。
使う人が変わるだけで、機械に対する見方がこんなに変わるとは思ってもみなかった。
これから何を作っていくかわからない開発者として、ユニバーサルデザインという言葉の難しさが、さらに深く身にしみた一日だった。
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