XHTML2.1の踏み台かな?

1/22に、HTML5のワーキングドラフトが公開された。
XHTML2も同じくワーキングドラフトであるが、こちらは2006年より動いていない様子。

んで、さすがにこの文章は読み切れない(Webを専門or趣味にしてる人は別)んで、知り合いのtakayanさんの感想を読んだ、「感想の感想」をば。

1:次世代XHTMLじゃダメだったの?
 方向性としては、XHTMLの基本概念である「論理構造とデザインの分離」をもとにマルチメディア対応を進めるタグを付け足した感じの様子。論理的なタグ自体が増えることはすばらしいと思うが、わざわざ「HTML」を復活させて行うことのようには見えない。
 ただ、モジュール設計の問題で、XHTMLはタグ数を増やしたくないという思想があるのでそこがXHTML化を嫌った理由か。
 もちろん、正しいCSSを設定している場合、HTML5がXHTML1.1のサブセットとしてもとくに問題はないと思われる。XHTMLはオリジナルタグによって成り立つ「XML」の仲間なのだから。……はっ、オリジナルタグがいやなのかっ!?

2:いいからrubyタグをよこせ
 これはtakayanさんも最終段落であげていることだが、日本語を扱う人間として、この意見には狂おしく同意せざるを得ない。
 私が自分のページでXHTML1.1を採用している最大の理由がrubyタグであるが、このタグがないと日本語小説の表現が不自由になる。rubyタグのFirefox対応は依然不自由なものであるが、CSSを正しく設定すればブラウザ非依存でルビを使うことができるため、ルビは私の書く二次創作小説において、表現として重要な地位を占める。

以上より、私としてはHTML5そのものにあまり興味はないが、追加されるタグ群にはちょっと興味がある。未だ姿を見せない次世代のXHTMLが、HTML5とどう互換性をとり、何の要素を排除するのか、楽しみにしていよう。

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