‘論説’ タグのついている投稿

難題:おとボク瑞穂きゅんコス&はぴねす!準にゃんコスは女装なのか?

2006年12月31日 日曜日

じょそう【女装】(名)スル男が女の衣服を身に着け、化粧をして、女のように見せること。⇔男装
三省堂提供「大辞林 第二版」より

コスプレを行うとき、女性の女装・女性の男装・男性の男装については、通常のコスプレとして扱われるが、男性の女装についてはこれらと比較して規定が厳しい場合が多い。

そのとき、問題になるのは、タイトルのような状況。類似問題としては、男性によるブリジットコス、八雲はまじコスなどが挙げられる。(河野亨コスの場合、制服か「姫」衣装かでまた難しい)

常識的に考えれば、女性の格好をしているのだから女装として扱う、というのが結論になるであろう。しかし、キャラクターコスプレというものの概念からすれば、この状況は間違いなく男性を模しているのだ。

コスプレイヤーだからというわけではないが、この状況をレイヤー構造として考えてみる。

レイヤー1:プレイヤーの性別
レイヤー2:キャラクターの実際の性別
レイヤー3:キャラクターの服装の性別

このとき、通常の仮装やオリジナルコスプレであれば、レイヤー1とレイヤー3のみが存在し、話は簡単である。性別の転換がここで存在するか否かが女装か否かを決定する。
女装キャラへのキャラクターコスプレの場合、レイヤー1・2間では性別の転換が起こらず、レイヤー2・3間で性別の転換が起こる。
このとき、レイヤー2とレイヤー3のどちらを現実世界へのインタフェースとして用いるかで、女装であるか否かが決まる。
ここまでの一般論では、女装である、女装でない、このどちらの理屈もそれなりに説得力を持つ。

違いは何か。それは、問題はキャラクターへの認知度。レイヤー2が認識されるためには、キャラクターへの認知が必須であり、それゆえ一般相手にはレイヤー2の主張は難しい。
しかし、キャラコスはこのレイヤー2が存在することが要なのだから、このレイヤー2を無視するわけには行かず、むしろ強調して然るべきと言える。

レイヤー2の存在を是とするか非とするか。女装かどうかの議論が宗教論争に根ざしていることが証明できたところで、このエントリーを終了する。要するに、心の持ちようなのだ。

……って、「心の持ちよう」でルールが書き変わるのはまずくね?

ネタにしては説得力にあふれている

2006年12月11日 月曜日

乙女はお姉さまに恋してる 3学期目の299-306より。

299 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 09:49:30 ID:BzqcHLtz
俺も別件で気になったことが。
?一子ちゃんは「夏休み中」に帰省中の幸穂の寮の部屋で亡くなった。
?一子ちゃんは一度だけ12月に行われる降誕祭に「参加」して「エルダーの幸穂」のダンスを見た。
?エルダーは「最上級生」に送られる称号で投票があるのは「6月」。

?と?の時点で?はあり得ないんだが

300 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 10:11:43 ID:AvUYejl8
一子ちゃん死んだときは二年生だったんじゃないの?

301 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 11:40:24 ID:DHn+lB+G
一子、だから無意識に一年生だと確かに思いがち。

302 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 12:27:12 ID:5tOgrjzj
>>299
実は、?→?→?って順番で
降誕祭のときには死んでおり、幽霊の状態で参加したオチ

自分が死んだことをわからなかったほどだから
普通に降誕祭に参加してたとか

303 :299:2006/12/11(月) 15:00:45 ID:BzqcHLtz
>>300
卒業して、すでにいないお姉さまを待ってたのか?
一子ちゃんが一年であっても二年であっても?、?、?はつながらない。

>>302
20年近く部屋で寝てたんだろ?
あとわかりやすいようにと思って?、?、?をつけただけで順番ではないんだが…。わかりづらかったらスマソ。

304 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 15:22:19 ID:arD0GAdx
ゲームの元気一杯な一子ちゃんを見ていると、
重病で臥していたとはにわかに信じがたいなあ。

305 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 18:35:25 ID:E+TtfrGA
ドラマCDでは9月の体育祭での幸穂の姿を見た、と言及してるな。

306 :名無しくん、、、好きです。。。:2006/12/11(月) 19:30:36 ID:kK+muOFF
エルダーをやった次の年にもう1年学校に通うことが可能なのは
すでに紫苑さんが証明済みじゃないか

紫苑シナリオを思い出してみる(幸穂さまは、紫苑さんと同様に病弱である)と、なるほどと頷くしかない。
もう一つの考えとしては、内藤笙子ちゃん@マリみてのように、一子ちゃんが中学生でありながら幸穂さまと交遊があったor学園に忍び込んだ、という可能性だが、聖應は中学生が忍び込んだような形跡はなかったので、この解釈よりは引用の解釈のほうが自然である。
こんなにきれいな検証を見ることが出来たのは久しぶり。これだからネットサーフィンはやめられない。

行列表現によるカップリング表記の考察

2006年8月6日 日曜日

我々オタクの世界では、恋愛のカップリングを積の演算子で示す表現が普及している。また、しばしば恋愛以外の人間関係を疑似恋愛にたとえてこの表現を用いることがある。

たとえば、瑞穂×紫苑(処女はお姉さまに恋してる)、祐巳×瞳子(マリア様がみてる)、雄真×準(はぴねす!)などである。

この演算子は、第一オペランドを“攻め”(男女の恋愛関係における男性役)、第二オペランドを“受け”(同じく女性役)と定義されている外積演算の一種であり、二つの被演算子の位置を入れ替えると、意味が大きく変化する(すなわち、可換ではない)。

例えば、「瑞穂×紫苑」とした場合は瑞穂きゅんを男性役、紫苑さまを女性役とした通常の恋愛関係を示すのに対し、「紫苑×瑞穂」と性役割を逆転して記述することで、瑞穂きゅんのかわいらしさを紫苑さまが引き出す、という倒錯的シチュエーションを得る。

ただ、最近は演算子の種類と表記方法が増えているという指摘があり、二項演算子の組み合わせと、その優先順位の不確定性をうまく利用した表記が紹介されている。

例えば、A+Bとは、二つのオペランドの次元が等しい、かつ可換性をもつことから、友情レベルのつきあいを示す。
また、A→B(AならばB)は論理演算子であるが、Aが偽である場合には演算そのものに意味がない(式は恒真だが、それを満たす集合がφである、すなわち存在しない)点を指摘し、Bの気持ちが式(ストーリー)全体の意味を決めるという観点から、AからBへの片思いを表現している。
そのほか、私が紹介されていたページで見た“BAB”という表現も、おそらくは行列の対角化に起因する、内積の演算表現(外積と違い、可換性を持っていることに注意)と考えれば、対等な関係、とか、襲い受け・ヘタレ攻めといった関係を表現できる。

また、上記二項演算子を組み合わせて横恋慕などの参考演算子も定義されているようだ。詳しくは上記リンクを参照されたい。

紹介されたページを見ると、どうやらカップリング表記は未だ増え続けているようで、数学的体系にまとめるまでには、しばらく様子を見なければいけないようだ(笑)