大阪弾丸ライナー

無茶しやがって、俺。

8/29 金曜日
 こみトレに行きたくても、仕事で時間がとれないというジレンマを抱えていた私に、8/30の休日出勤申請時、上長から次のような指示があった。

 「適当なところで代休を取るように。健康管理には気を遣ってください」

 その言葉を、私は次のように解釈した。

 「年休使って大阪行ってきて良いですよ。ただし、疲れないでね」

 もちろん、9/3完了予定の仕事が終わらなかったとか、9/6に別の用事があるとか、そんなもんガン無視で。

9/6 土曜日

 この日の午後、私は関東地方某所で、祖父の納骨式に参加していた。(参考:5月日記「葬儀」
 納骨式が終わったところで軽くお茶をのみ、終わったところで実家に帰還。
 当初予定よりスケジュールが早く進んでいたので、実家のPCの様子を少し見たところで、19:00、大阪へ向けて出発。

 新幹線の中で食べる駅弁(釜めし900円)がやけにおいしかった。指定席をとれなかった憤りを「グリーン車席1個取得」ではらしたせいもあるに違いなかったがw

 大阪への到着は23:00を少し過ぎたくらい。宿泊したホテルは「ワシントンホテル」という場所。ちょいと値段が張ったのが気にかかるところ(ネット接続自由のサービスは利用したが、なくても何とかなるだけの準備はしていた)だが、一般的なビジネスホテルではあったのでまあよし。

9/7 日曜日

 9時00分、ホテルを出発。同45分、今回の目的である、こみトレに突撃開始。
 インテックス大阪の構内に広い中庭あり、他イベントに比べて列形成しやすいイメージがあった。
 規模自体はサンクリの半分程度であろうか、多くもなく少なくもないくらいの人数が並んでいるところ、中庭の6〜7割程度が埋まっていたイメージ。私は半分より少し後ろくらい。サンクリだと入り口前スペースを少し使う程度か、と考えながらカタログの直前チェックを実施する。

 11時00分、開会。イベントが拍手で始まるのは、大変気持ちの良いことである。

 第1手:サークル「よみ言」……新刊5部確保。言うまでもないが、某チャットのメンバーから代購の依頼を受けている。既刊おとボク本もあれば確保予定だったが、出てくる様子が全く見えず。
 第2手:サークル「祭屋」……グッズ(名刺入れ)を確認したが、お財布が心許ないためスルー。次のサンクリorボクみてで購入予定、と頭の中で決める。
 第3手:サークル「天城類」……想定外のサークル。新刊はインデックス本だったが、このジャンル興味なし(Wizブレだったらなぁ……)。既刊おとボク本を確保しようと見たところ、在庫希少の様子だったので1部ずつの購入にこらえる。
 第4手:サークル「箱入りねこ」……既刊5部確保。新刊なかった様子。

 ここまで確定したところで大手含めてぐるぐる周り(マリみてサークルは、東京とかぶるメンバーほとんどない印象だった)、14時前に撤退。

 せっかくの大阪ということで、チャットメンバーの提案を受けて、その後海遊館に行ってみた。
 大きな水槽をいくつもの階層からぐるりと見渡す形の、非常におもしろいタイプの水族館であったが、人が多い。家族連れとカップルが多すぎて、ゆっくり見物もできない。
 家族連れは、子供の視線に併せて親がしゃがむので、まだいいのだが、問題はカップル。立ったまま水槽に張り付く(水槽の前は子供と車いす優先)んで、物理的に邪魔で仕方がない。
 この状況に辟易しながら、それでも楽しめる水槽は多く(人気のない魚とかでも、きれいなやつは多い)、ぼーっと楽しみながら進んでいたら何かに蹴躓く。……小さな女の子でした。当然泣かせちゃいました。本当にごめんなさい orz

 とまあ、被害者になったり加害者になったり、さんざんなめにあいつつも海遊館を見終わったところで、別のメンバーの提案を受けて自由軒へ。名物の「ハイカラセット」(だったか?)をいただき、満足する。個人的に、カレーライス+生卵+ウスターソース、というのはすごく新しい味だった。

 疲れがたまっていたので、ホテルに戻ってまったり。
 一休み終わってから洗濯物を洗濯機にかけ、駅の書店に行ってみると、存外にエロい本ががんばっている印象。いいのかそれで?
 軽くネットをしたところで日付が変わり、おやすみなさい。

9/8 月曜日

 チェックアウト時間をめいっぱい使って、朝ゆっくりしていってね!
 もちろん、チェックアウト後もホテルのレストランで朝食ゆっくりしていってね!

 11時ころに、大阪は日本橋に到着。
 目的は、電器店の軒先チェックとオタショップの陳列状況確認。
 裏手の「オタロード」は前回案内された経験から新しい香りがしなかったので、初手にボークスへ突撃。商品自体は東京とそれほど変わらない印象を受けたが、エロいものが目を引くように陳列が調整されている印象を受ける。
 次に行ってみたのは上新電機(J&P)。昔地元にあったJ&Pの陳列状況から、商品への期待はそれほどしていなかったが、期待に反して、なかなかがんばっている印象を受ける。ここでもエロいやつが前面に押し出されていた印象があった。
 その後、歩きながら電器店の軒先を覗き、ヲタ店には足を踏み入れる。
 アダルトショップが目につくようになったので、コスプレ関係(もちろん一般的なエロコスではなく、アニメのコス衣装に限定)を視点の中心に切り替えて日本橋見学を続行。コスプレ関係だと、K−Booksの他、「信長書店」なる書店があり、そこの品揃えがかなりよかった印象。ただし、今回の観光では、おとボク制服はおろか、マリみて制服を見かけることもなかった。コルダとかブリーチはあったんだけどなぁ……。

 一周まわり終わったところで、やることもなくなったので新大阪へ帰る……が、時間が余ってるのにそのまま戻るのはもったいない! と思い立ち、地下道でなんばまで歩き、JR大阪環状線で半周ぐるりの旅へ(←乗り換え2回あるので、各自脳内保管のこと)。地下鉄で使えなかったSuicaを振りかざし、20分強、移り変わる景色をながめながら、ゆっくりしていってね!

 新幹線の中でも、帰りの駅弁をいただきながらweblog執筆。できるだけ疲れないため、贅沢にグリーン車。マジ快適。

 東京に帰ったところで、代講分を撒きながら、多岐にわたっておとボクトークを繰り広げる。気がつくと23時を過ぎており、帰宅するぎりぎりの時間。
 結局明日に疲れを残すんじゃねーか、と思いつつ帰宅。ゆっくりした結果がこれだよ!

P.S. リーセリファさんへ

コメントありがとうございます。
せっかく時間をかけていただいたコメントですので、グリーン車の中で時間をかけて考えてみました。


> >前提でのうぃんどみるスタッフのコメント
> ユーザーに嫌悪感を抱かせない…? レビューサイトで酷評寄りの人が聞いたら嘲笑の対象確定ですね。
 前提の議論と結果論が違うのは当然と思います。ちゃとらさんによる彼のコメントは、「なんだかわからないが、一部コミュでおとボクが盛り上がっている」状態で行われたコメントであることに注意します。さらに言うならば、プロジェクト上、基本シナリオの策定はおとボク発売前に終わっている可能性が高く、「女装少年」に対する嫌悪感がぬぐい去れない時点でのコメントであったことを考慮すべきです。
 この考察の前提として、おとボク発売前あたりは「はなマルッ!」など、オカマキャラで地雷を踏んだ作品があった、という時代考証が必要です。
また、ちゃとら氏の懸念は、全く別の形――「Piaキャロットへようこそ!!G.O. 〜グランドオープン〜」(F&C)――にて、実際に表面化していることに注意します。

 なお、そのほかの考察について、申し訳ありませんが、私の立場からはその解釈に正当性を感じることができないため、これ以上のコメントを差し控えさせていただきます。

> >準にファンも多くアンチも多い…でも瑞穂に作品ファンからのアンチは少ない理由
> 私は、コレは『作品貢献度』という観点で見る事が言えると思います(貢献度とは売り上げではありませんし、掲載されている他の方の意見に近い物がありますが)

 作品貢献度、という視点については、『はぴねす!論』の「物語的役割」の達成度と、その役割が担う作品への貢献度、という二つのパラメータに分けることが可能と思いますが、主人公の悪友やサブヒロインの担う「物語的役割」の作品貢献度、といういぶし銀的役割については解釈が非常に難しく、パラメータ化の根拠と正当性の検証に説得力を持たせるには相当の考察が必要と思われます。

> 瑞穂お姉様:主人公なので貢献度、作品の象徴性ともに特Sクラス…彼が嫌いでは作品の好き度を保持する事は事実上不可能

 個人的意見としてはほぼ同意いたしますが、反論の余地は隠せません。
 これは後出しになりますが、当時存在しなかった考慮材料として、「やるきばこ2」、および、「櫻の園のエトワール」という反例が存在します。これは、おとボクが瑞穂の物語である以上に、瑞穂視点での「聖應女学院」(PC−CD版では恵泉、PS2版では聖央)の物語としてとらえた方が適切である可能性を示すものでもあります。
 また、瑞穂以外のヒロインについても、別キャラのシナリオにおいてサブヒロインとして活躍するなど、瑞穂ひとりが嫌いでも作品世界に大きな影響をもたらさない程度の作品には仕上がっていることに注意すべきです。
 事実、『はぴねす!論』でのQ-turn氏コメントには、瑞穂を評して「一介の主人公レベルのもの。ぶっちゃけ特別な興味はない」とあり、作品貢献度としてA評価は問題ないにしても、特Sの評価には疑問が残ります。また、原作第4話(十月革命)の感想では「瑞穂のふがいなさにあきれた」といった意見も聞こえてきました。
 結論としては、瑞穂が嫌いな場合でもおとボク好きの可能性は成立するため、おとボク=瑞穂、という思いこみは一種危険であることを指摘させていただきます。

> 準:本編では攻略不可ヒロイン。そしてうぃんどみるの発想上、貢献度はB+(一応彼がいないとマトモに恋愛できない側面がUMAにあるため)、象徴性EとかFクラス…別段、ハチをもう少しマシにして、応援系をやらせれば良いクラス。
>  故に準が嫌いでも作品嫌いに直接結びつかない(りらっくすを入れると結局準ファン嫌いが高じて嫌いになる可能性もありますが)し、逆に準好きではぴねすは嫌いも成り立ちます。

 客観的意見としてほぼ同意いたしますが、個人的意見として少々反論を行いたく思います。
 応援系キャラとしての準の立場についてですが、「もう少しましなハチ」では全くお話になりません。雄真の生い立ちや性格などを考えた際に、男性としての特性と女性としての特性を兼ね備えた、「少女の視点と少年の視点を同時に主人公に提供できる親友」である渡良瀬準というキャラクターが、絶対的に必要となります。
 この特性がもっとも強く出るのがすももシナリオです(このため、準の同人誌は、雄真×準に引き続き、準×すももの数が多くあります)が、他ヒロインのシナリオでも、サブヒロインの役割をほぼ一手に担っています。
 この「いぶし銀」の役割を持つ準が嫌いな場合、作品嫌いに直結する可能性がそれなりに高くあり、ちゃとらさんの「準をヒロインにしない」宣言の真意はここにあると考えます。(ちゃんと女性してるオカマキャラは、基本的に「主人公(男)とくっつかない限り」毛嫌いされることは多くありません。オカマキャラの地雷は、常に主人公と結ばれるときに踏まれることに注意します)
 言ってしまえば、準はキャラクターと作品の好き嫌いが相関しにくい中で、「はぴねす!」作品の好き嫌いと直接結びつく可能性の高い、希有なキャラクターともいえます。
 ただし、この個人的反論について議論していただく前提として、すべてのシナリオおよびイベントを、ほぼシナリオライターの想定通りに解釈する必要があります。この点、リアリティの意味で反発可能な要素の多い本作品にとっては、解釈の壁が高いことはいえそうです。ただ、世界観の整合性という意味では、ツナガル★バングルのほうが反発要素が多く、この点はうぃんどみる作品との相性問題ともいえましょう。

> >年齢層
> ライト層は非常に疲れる作りに感じてしまう…という印象も否定はできません。

 個人的な体験から推察するに、おとボクは「若い世代/ライトユーザーは製品を手に取ることもしなかった」との思いがあります。実際に、おとボク(の期待価値)同様に女学園でうはうはというシチュエーションを体験できる(とパッケージ/webサイトの内容から推測される)作品「お嬢様組曲」、マリみてのパクリとしてより突き抜けた「エンゲージ〜お姉様と私〜」などが近い時期に立て続けに発売されたこともある上、おとボクそれ自体も、初回限定版や通常版ファーストロットが市場から消える騒ぎの中で、ライトユーザーの関心をそいだ可能性は否定できません。(注:この騒ぎは、ヘビーユーザーがおとボクへ関心を向けるきっかけになったため、結果論だけ見れば決して悪いことにはならなかったはずです)
 若い世代、と言っても、いちどちゃんとプレイしてもらえれば、疲れることもなくプレイしてもらえるような構成も工夫されていますし、実際プレイに疲れた印象も全くありません。(蛇足ですが、「るいは智を呼ぶ」は個人的に「もっと疲れる文章構成が欲しかった」という不満があったりします……西尾維新的な意味でw)

> シナリオ軽視問題に絡む
> 『シチュエーションとキャラの性格に重大な齟齬がある』
> という大問題
 シチュエーションベースで見ると、はぴねす!に対してこの感想は抱かれて仕方ないとは思いますが、シチュエーションを切り離してシナリオとキャラクターを見ると、この二つについて、私は全く齟齬を感じることなくプレイしていました。
 おっしゃるようなシチュエーションドリブンの考え方は、解(シチュ)から論理(キャラ)と問題(シナリオおよび世界観)を考えるように聞こえてしまうため、申し訳ありませんが、私にはなじめない考え方のようです。

> kanonクラスを経験している人には、準を許容する精神よりも、各ヒロインの難点が先に目が行ってしまい…
 また、Kanonについても、書いてあるとおり、あるいはチャットでお話ししたように、シチュエーションベースでみた場合に「水瀬名雪」という致命的な問題があります。あゆ/栞シナリオと、名雪/真琴シナリオにおいて、彼女の印象は全く異なることに注意すべきです。
 Kanonが名作であることに疑いはありませんが、個人的には「あの時代だからこその名作」という思いがあります。Kanon以来、「それ以上のもの」は数こそ多くないものの、それなりの頻度では出てきていると思っています。そういった名作のほとんどをプレイできていないのは、人生の損失かな、とも思ったりしますが。

> >シナリオ軽視からキャラ軽視への連想過程
> 結局のところ、深く掘り下げたり一貫性がある事に関して、おとボクまとめさいとの各SSに見られる、
> ・他キャラとのシナジー
> ・拡大解釈的な描写(特に+面)
> という物に嫌味を感じない…という点ですね。
 ありがとうございます。
 ここで、論旨とは外れますが、当時考えに至らなかった事情について、いったん推測しておきます。
 シナリオ軽視の前提にある「シナリオ均質化」の試みについて、この試みの本来の目的は、シナリオとキャラクターを重視することにあるのではないか、という「創作側からの」仮定についてです。
 Kanonは、エロゲーとして失敗していることをまずは再度指摘いたします。これは、あゆシナリオ・栞シナリオとその他のシナリオの間に存在する、シナリオ・キャラクターの質および整合性の乖離です。これを再度発生させないために、おとボクは「一人シナリオライターの徹底」、はぴねす!は「シナリオ均質化」と、方向性は違うものの、複数シナリオの一貫性を保つために非常に難しいアプローチを採用しています。
 この試みは偶然にも「深さ」の意味でおとボクのアプローチが正しいことが証明されました(キャラメルBOXも後年、複数シナリオライターによるシナリオ均質化を試みた「うつりぎ七恋天気あめ」でひどい評価を受けています)が、はぴねす! のキャラクター設定はどのシナリオでもほとんど乱れず、全体として一つの形にまとまっており、これもうぃんどみるスタッフのスキルレベルが高いことを証明している、という点もまた明白にしておく必要があります。
 したがって、結果としては前述の通り「ユーザー側である私たちの知ったことではない」との論旨は揺るぎませんが、制作側として最大限の努力を払い、目的通りの成功を収めていることは認識しておくべきでしょう。制作側として最初からシナリオを軽視しているわけではなく、シナリオとプロジェクトについて真剣に考え、実行し、大成功を収めた結果が残念ながらここまでだった、という、戦略の限界を示していると考えるべきです。

> 結局『二次創作』の幅で完璧なまでに差が…
 おとボク、はぴねす! の両方をみている立場として、二次創作作品の幅およびSSの質については、それほど差を感じていません(二次創作者層の「厚み」には驚くべき差を感じますが)。はぴねすジャンルは一見、雄真×準以外存在していないように見えますが、これは雄真×準が突出しているだけであり、他に押さえるべきポイントは、数少ないファンサークル(Megworksさま、Pale moonさま他)によってきっちり押さえられています。あとは、準×すもも(飴屋さま他)という準を男性として描く作品も外せません。

> 蛇足:寧ろ準は、伊藤乃絵美との対比を語った方が良さ気な…
 With Youは未プレイですが、物語的役割を重視するのであれば、まさにおっしゃるとおりだと思います。
 ただし、私は物語に対して、テンプレート(物語的役割・物語の典型的構造。シチュエーション、と同義ととらえていただいても結構です)を用いた読み方を極力嫌いたいというポリシーがあります。このため、Q-turnさんに告げたとおり、物語的役割の考察については可能な限りこれを避けております。
 したがって、準について乃絵美との比較を語ることは、個人的に全く興味がありません。

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