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ニコ生でニコ生タイムシフトを録画する方法

2013年4月22日 月曜日

おまえは何を言っているんだ>タイトル

<目的>
 ニコ生のタイムシフト機能を録画して、動画にしたいっ!

<背景>
 過日、某ガチャを引く生放送を行ったところ、大変盛り上がるガチャの引き方をしたため、ぜひ保存したいと思いました。

<検討>
 ニコ生のタイムシフトを録画する方法は、おおざっぱには以下の2つの方法があります。(参考:ニコ生の録画と配信方法の歴史 – ニコニコ動画研究所
  A:普通にタイムシフトを見ながら画面キャプチャする。
   アマレココなどの、画面キャプチャにより動画を作成できるソフト用いて録画する方法です。
   OSがプロテクトをかけない限りは簡単に実行可能ですが、録画に使うCPU/メモリリソースが半端なくPCの性能がものを言う、録画中の作業が窮屈orできない、録画時間が余計に掛かる、といった弱点があります。
  B:ニコ生のプロトコルを解析して、通信(放送受信)の段階から録画していく。
   kakorokuRecorderなどの、RTMPプロトコルを解析するソフト(rtmpdump)を用いて録画する方法です。
   Aの方法に比べて人間やPCの負担は少なく、また放送データをそのまま録画するため高画質ですが、ニコ動の細かい仕様変更に振り回される(タイムシフトの仕様に変化あり? – ニコラボチャンネル のブログ)ため、試行錯誤と情報収集が欠かせないという弱点があります。

 今回、Bの方法を何度も試してみましたが知識不足により結果が芳しくなかったこと、デスクトップPCの性能が高く(SandyBridge, メモリ16GB)Aの方法で支障なかったことから、Aの方法での録画を実施しました。
 今回使ったソフトはNiconico Live Encoder
 「録画するだけの生放送」を行う必要がありましたが、次回以降は「生放送の録画だけで済ませる」という意思表示でもあります。 

<方法>
 NLEを普通に起動し、生放送を再生&画面キャプチャできる状態にしておいてから、「詳細設定」タブをクリックし、「配信時に録画を行う」にチェックを入れます。
 「適用」を押して一度設定を保存&終了し、その後NLEによる生放送を試みてください。

<結論>
 うまくいきました。尚、テスト放送の段階から録画されているため、編集は必須の模様です。
 あと、地味に宣伝になるみたいです……お構いできず申し訳ありませんでしたが。

Windows7 Professional(64bit)における、Skypeビデオチャット実況用ニコ生設定メモ

2011年8月6日 土曜日

あまりにTwitterが雑談&近況報告ツールとして優秀すぎるので、こちらのblogは普段使いの更新を諦めて、各種まとめに特化することにしました。
なので、今後のblog更新ペースはもっと落ちますのでご了承ください。

というわけで、今回の話は掲題の通り。

1. 目的
 ニコ生でヴァイスの対戦したい!

2. 方法
 (1) Skypeの1-on-1チャットにてヴァイスを対戦する
 (2) 上記で対戦している様子をhackして、ニコ生で実況
本稿では、(2)について述べる。
(1)はSkypeとwebカメラだけでできるので、表示を省略する。

3. 詳細
 (1) ソフトウェアをインストールする。
  ・Adobe Flash Media Live Encoder(以下、FMEという)
  ・SCFH DSF(以下、SCFHという)
  ・Virtual Audio Mixer(以下、VAMという)
  ・お手持ちのwebカメラに付属している、カメラ表示アプリ
   私の場合は、ELECOM WebCamアシスタントということになる。
  ・「上下or左右反転機能を備える」「仮想カメラデバイスとして振る舞う」2条件を満たす、カメラ表示アプリ
   ここでは、ManyCamで説明します。

 (2) Skypeで通話しつつ、「対戦相手のSkype画面」と「自分のwebカメラ画面」を表示する。
   このとき、以下の点に注意する。
 ・自分、対戦相手、ともにwebカメラは同じ方向から照らすこと。
 ・Skypeとカメラアプリでデバイス競合を発生させないこと。具体的には、Skypeのカメラデバイスを実カメラではなく、仮想デバイスとすること。
  私の場合は、OK:ManyCam Virtual Webcam、NG:UCAM-ELB200TAとなる。

 (3) ニコ生の枠をとる。準備の時間は長めにとること。

 (4) 準備中に、以下を実施する。
  4-1) FMEを起動し、下記設定する。
   ・Outputをニコ生に合わせる。FMS URLとStreamは毎回変わるので注意。
   ・画面InputをSCFHに合わせる。
   ・音声InputをVAMに合わせる。
   ・適切な入力画面&音声レートを設定する。640×480を設定できればベスト。
  4-2) VAMを設定する。
   ・自分のマイクと、自分のPCスピーカーを入力に設定する。
   ・VAMの設定確認は、生放送始まった直後に、他ユーザにやってもらえます。
  4-3) SCFHを設定する。
   ・2画面の設定をする。レイアウトは、対戦が見やすい形にこだわりましょう。上記のカメラアングルを正しく実施していれば、自分の画面を反転することで、センターを画面中央に設定できることから、見やすい対戦画面となります。
   ・片方をSkypeの画面にする。
   ・もう片方を自分のカメラ表示画面にする。
   ・SCFHの設定確認は、FMEの入力画面を見ましょう。センターを合わせておくと、より見やすい対戦画面になります。
  4-4) おまけ。
   ・Windows Media Player でBGMを流すもよし(←ただし、生放送前にJASRAC番号入力しておくこと)。
   ・ニコ生コメントビュアーを設定しておくもよし。
   ・対戦画面のセンターマーカーは、自分の名刺をおすすめします。出来れば、センターではなく左右に識別可能なマーカーをつけることで、左右を間違えずに対戦できることになります。

 (5) いざニコ生配信!
  30分枠なので、25分一本勝負+感想枠でちょっと足りないくらいと思われる。

4. 構成まとめ
 だいたい、下記の感じで進めます。番号ついてるやつはソフトの起動順。

5. 謝辞
 設定確認にて基本設定をご指導いただいた、らぁさん、やけっぱち高菜兄さんに、感謝の意を表します。
 また、対戦生にて画面レイアウトなどをご指導いただいた、ファミエリP、梶岡Dに、感謝の意を表します。

6. 補足
 私が使っているLogicool のヘッドセットでは、ハードウェア・ドライバによるステレオミキサーができない。他にも、USBヘッドセットはステレオミキサーの鬼門とされているようだ(それだけ、Realtekのステレオミキサーが優秀&PC界全土に広まっているということだろう)。
 だが、上記のとおり、VAMを使えば普通にステレオミキサーできる。

7. 制限事項(2012/10/21追記)
 ManyCamのバージョンアップでオーディオデバイスがサポートされたことにより、ManyCamとVAMがステミキ機能を食い合い、PCがブルーバックする現象が発生しました。推測ですが、NLEと食い合う可能性もあります(NLE(Niconico Live Encoder)とは、上記原稿を書いた後で出てきた、ニコ生専用のFME相当ツールです。FMEと比べてインタフェースが洗練されてるので使いやすいです)。
本来はManyCamを有料登録してVAMを排除すべきなのでしょうが、ヴァイス生をやる予定がしばらくないことから、ManyCamを排除する方針としました。

8. NLEについて(2012/10/22)
 NLEで生放送してみたところ、上記SCFH/DSFおよびVAMの必要な機能が、(Windows7であれば)NLEに含まれている、ということが判明いたしました。
 従いまして、本来はNLEを用いて本文を全面的に書き換えるべきなのでしょうが、参考まで残しておきます。

Revision:
rev.0 2011/8/6 初版
rev.1 2011/8/11 ファミエリPとの対戦生結果を踏まえ、 ManyCam の設定を追加。
rev.2 2012/10/21 制限事項を追記。
rev.3 2012/10/22 NLEについてを追記。